HOME > コラム > キッチンを吹き抜けにしても大丈夫? 押さえておくべき注意点をご紹介
キッチンを吹き抜けにしても大丈夫? 押さえておくべき注意点をご紹介
注文住宅に開放感を求めている場合、空間を吹き抜けにするのも1つの選択肢です。
リビングや玄関ではなく、キッチンに吹き抜けを設けたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、吹き抜けキッチンの魅力とその実現方法・対策方法について紹介します。
□キッチンの吹き抜け実現への対策
キッチンからの料理のにおいが家全体に広がるため、キッチンは吹き抜けに適していないという声もあります。
しかし、工夫次第で魅力的なキッチン吹き抜けを実現することも可能です。
以下では、吹き抜けキッチン実現のための具体的なアイデアをご紹介します。
*1:換気用窓の設置
換気用窓の設置は、におい対策の根幹ともいえるものです。
換気窓を吹き抜け部分に設置することで効率的な空気の流れを確保し、料理のにおいの拡散を防ぎます。
*2:半個室レイアウト
キッチンを半個室にすることで、ニオイの拡散を抑えつつ、オープンな空間を保持します。
*3:セパレートキッチンの採用
においが発生するのは、火元となるコンロ部分です。
そのため、コンロを壁側に設置することで、ニオイや煙が広がらないようにすることが可能となります。
キッチンだけでなく、2階部分にも工夫が必要です。
吹き抜け近くはどうしてもにおいの影響を受けやすいので、廊下やトイレを設置するのがおすすめです。
そのうえで、寝室や個室は吹き抜け部分からなるべく遠ざける設計を意識しましょう。
□吹き抜けキッチンの魅力とこだわるべきポイント
吹き抜けキッチンには以下のような魅力があります。
1:解放感の創出
広々とした空間が生まれ、視野が縦方向に広がります。
また、採光性も向上するので、日中は日差しを感じながら家事ができます。
2:家族とのコミュニケーション促進
上下の空間がつながることで、家族との交流が容易になります。
こだわりたいポイントとしては、吹き抜けの大きさや形、窓の配置などです。
吹き抜けの大きさによって解放感が変わり、窓の配置は換気効率に直結します。
吹き抜けの理想の大きさには個人差があるので、自身に合った大きさを取り入れることをおすすめします。
□まとめ
吹き抜けキッチンは、空間の解放感と機能性を両立させるデザインです。
換気用窓の設置やレイアウトの工夫により、におい対策をしながら開放感を演出することが可能です。
また、家族とのコミュニケーションの促進も吹き抜けキッチンの大きな魅力です。
デザインの際には、吹き抜けの大きさや形、窓の配置にこだわることが重要です。