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狭くても快適な家づくり|狭小住宅の魅力と狭くてもスッキリ暮らせる片づけのコツ

都心で家を建てる際には、狭小住宅になることも少なくありません。

狭小住宅は、その名の通り居住スペースが“狭い”ため、収納も限られてしまいます。

気を抜くとすぐにモノが散らかってしまう恐れがあるため、住みにくさを懸念されている方も多いのではないでしょうか?

でも、大丈夫です!狭小住宅に合った片づけをマスターすれば、狭い家でもスッキリ暮らすことは可能です。

今回は、狭い家だからこそできる収納の工夫や、快適な家づくりを実現するインテリアのコツについてご紹介します。

狭い家は意外と快適!狭小住宅の魅力とは

「狭い家は住みにくそう……」という先入観を持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、狭小住宅には魅力的なメリットが多くあります。

まず、狭いからこそ掃除やメンテナンスをする部分が少なく済み、家のお手入れがとてもラクです。

物理的な面積が狭いため、必然的に置ける家具やモノが少なくなる点も、お手入れのしやすさにつながります。

さらに、間取りによっては「おこもり感」が出るため、ほっと一息つける落ち着いた空間を演出できます。

家族の存在を近くに感じられ、距離が縮まることも狭小住宅の大きな魅力といえますね。

狭い家だからこそ取り入れたい収納アイデア

ここからは、狭小住宅に合った収納のアイデアを4つご紹介します。

①本当に必要なモノを厳選する

狭小住宅に限らず、家の大きさに合わせて所有するモノの量を厳選することが大切です。

日用品や食料品のストックは必要最低限(※)にとどめ、使わなくなったモノはどんどん減らしていきましょう。

(※)必要最低限の中には、防災グッズ(備蓄品)なども含まれます。

②造作収納をつくる

狭小住宅では、既成の家具を置くのではなく、あらかじめ備え付けられた「造作家具」の導入がおすすめです。

造作家具は家の凹凸に合わせて自由にサイズ調整できるため、空間を有効的に活用できます。

たとえば、壁面全体に棚をつくり、扉で隠す仕様にすれば圧迫感が軽減でき部屋がスッキリまとまります。

扉の一部を鏡にすることで奥行き感が出て、部屋を広く感じさせることも可能です。

壁の厚みを利用して設置する「埋め込み収納(ニッチ棚)」という方法もあります。

壁に収納棚を埋め込むため、部屋の広さに干渉せずに収納量を増やせます。

ただし、オーダーメイドの造作家具は既製品よりも高額になってしまうため、予算に合わせて計画しましょう。

③デッドスペースを活用

狭小住宅では、とにかく「空間を余すことなく有効活用する」ことが重要です。

あらゆるデッドスペースは、できる限り収納として活用しましょう。

たとえば、次のような場所が挙げられます。

  • クローゼットや押し入れの中
  • ベッドの下
  • 冷蔵庫横の隙間
  • 洗濯機周りの隙間
  • 収納扉の裏側

クローゼットや押し入れの中

クローゼットには衣類を収納するのが一般的ですが、意外とスペースが余ることも少なくありません。

空いたスペースには突っ張り棒や収納ケースを組み合わせることで、さらに収納量を増やせます。

押し入れも同様で、布団をしまうだけでなく、引出しタイプの収納やハンガーラックを設置すれば、多機能な収納スペースに作り変えることができます。

ベッドの下

脚のついたベッドは、下の空間がデッドスペースになっています。

市販されているベッド下用の収納ケースを活用し、オフシーズンの衣類や寝具など、使用頻度の低いアイテムを収納してみましょう。

冷蔵庫横の隙間

冷蔵庫横に狭い隙間があるお宅も多いのではないでしょうか?

この狭い隙間は冷蔵庫の冷却効果を高めるためのスペースではありますが、市販の細身ワゴンを置けば調味料やペットボトルなどがしまえてとても便利です。

洗濯機周りの隙間

洗濯機の周辺も、上下左右でデッドスペースができやすい場所です。

ランドリーラックを設置して洗剤やタオルなどを収納しても良いですし、前述したように洗面所の間取りに合わせて造作家具をつくるのも良いでしょう。

洗濯機にマグネットタイプのタオル掛けをつければ、バスタオルやバスマットを掛けておけます。

収納扉の裏側

見落としがちなのが、収納扉の裏側です。

洗面台の三面鏡やキッチンのシンク下の扉、納戸の扉など、家の中にはありとあらゆる収納扉があります。

それらの扉の裏側にフックを取り付ければ、さまざまなアイテムを掛けて収納できます。

100円ショップやホームセンターなどで売っている便利アイテムを駆使し、家に潜むデッドスペースを立派な収納として活用しましょう。

④できるだけ「隠す収納」でごちゃつき感を抑える

狭い家でスッキリ快適に暮らすためには「目に見えるところをごちゃつかせない」こともポイントです。

そのためには、テーブルや床の上などにモノを出しっぱなしにしないなど、日頃から片づけを習慣にしていきましょう。

片づけを習慣にするためには、モノの定位置を決め、「サッと出して、すぐにしまえる」スムーズな片づけ動線が重要です。

「見せる収納」も良いですが、狭い空間では圧迫感を生む原因にもなるため、できるだけ扉を設けた家具などで「隠す収納」を意識しましょう。

片づけについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

<関連記事>
玄関が片付く3つのステップ。スペースに合わせてモノを厳選! – 三鷹市・調布市で注文住宅なら小池工務店へ

洗面所の使い勝手がアップする!片付けの3ステップと収納方法 – 三鷹市・調布市で注文住宅なら小池工務店へ

快適な家を実現するインテリア

片づけの次は「インテリア」です。

狭い家では、部屋の色やデザインが住まいの快適性に大きく関係してきます。

次の3つのポイントを押さえましょう。

①インテリアのテーマを決める

「統一感をつくること」は、インテリアの基本のひとつです。

インテリアのテーマを決めると、おしゃれで快適な空間をつくることができます。

たとえば、長年に渡り人気を誇っている「北欧スタイル」にするなら、シンプルなデザインの家具を選んだり、自然素材の建材を使ったり、マリメッコをはじめとした北欧柄のファブリックを取り入れたり。

テーマを決めれば、自ずと選ぶべきインテリアも定まり、部屋に統一感が生まれます。

②色をそろえる

インテリアのテーマを決めたら、次はそのテーマに合う色を選びましょう。

同じテーマであっても、配色によって部屋のイメージは大きく変わってきます。

たとえば先ほど例に挙げた北欧スタイルだと、ベージュや淡いくすみカラーなどの「ナチュラルテイスト」や、黒やグレーで統一した「モダンテイスト」など、同じ北欧スタイルでもさまざまなテイストがあります。

色をそろえることで空間がスッキリ見えるため、狭小住宅では特にこだわりたいポイントです。

③開放感のある空間をつくる

狭い家において「開放感のある空間をつくる」ことは欠かせない要素です。

開放感をつくるためには「縦方向」への視線の抜け方を意識しましょう。

たとえば、吹き抜けをつくったり、スキップフロアを取り入れたり。

視線が抜けるオープン(スケルトン)階段にするのも効果的です。

また、高窓や天窓(トップライト)を設置して空からの光を取り込みやすくすれば、空間全体が明るくなり、広さを感じやすくなります。

まとめ

狭い家で暮らすための片づけやインテリアのコツについてご紹介しました。

狭小住宅でも、アイデア次第で快適に暮らしていけます。

  • 不要なモノは持たない
  • スムーズに片づけられる動線の工夫
  • デッドスペースの活用
  • 部屋を広く見せるインテリアづくり

これらのポイントを押さえて、狭くても快適な家を実現させましょう。

狭小住宅のインテリアや家づくりについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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